Goethe Zertifikat B2 合格しました。
気を抜いたらまた2か月弱更新をサボってしまいました。と言っても更新頻度とか決めてないのでサボるもクソもないんですが。
3月中旬に受けたGoethe Zertifikat B2の結果がネットで閲覧できました。
合格証の配送はコロナの影響で遅れているらしいです。ちなみにこの試験用に買ったKlettの参考書1冊もそのせいで試験日までに届きませんでした。(もう1冊は来ました)
Mit Erfolg zum Goethe-Zertifikat: Testbuch B2 passend zur neuen Prufung 2019
- 作者:Loumiotis, Uta
- 発売日: 2019/03/01
- メディア: ペーパーバック
Mit Erfolg zum Goethe-Zertifikat: Ubungsbuch B2 passend zur neuen Prufung 20
- 作者:Schafer, Nicole,Frater, Andrea,Weidinger, Simone
- 発売日: 2019/02/04
- メディア: ペーパーバック
上のTestbuchは、本番同様の形式の問題が4題あり、それぞれのModulについて配点・形式・Tippsが載ってます。赤本みたいな。Hörenの音声はCDではなく、Klettの公式HPの検索欄に、本書の最初に載っているコードを入力して検索をかけると音声ファイルのページに移動します。
下のÜbungsbuch(試験の3日後に届いた方)は、それぞれのModulに必要な能力を身につけるための練習問題がついています。各Modul各Teilの最後に本番同様の問題がついています。やってないんであんまりわかりません。
※両方とも、解答はついていますが、Sprechenのモデル解答はありません。
で、肝心の結果ですが、なんとなく点数をじかに載せるのは気が引けるので、5点刻みで低い方にそろえようと思います。(z.B. 88点→85点、79点→75点)
Lesen:80/100 gut
Hören:70/100 befriedigend
Schreiben:95/100 sehr gut
Sprechen:85/100 gut
《感想・難易度など》
まず、B2というレベルですが、これは6段階の中で中の上にあたります。ドイツやオーストリアの大学に正規入学するには足りる場合もありますが、大抵C1が必要です。「留学生として」なら多くの場合足りるでしょう。(A2、B1でいけるところも多い)
コロナの関係で、受験者数に対してかなり広い部屋で受験したのですが、一番後ろに座ったせいでリスニングの音声がめちゃくちゃ聴き取りにくかったです。スピーカーとかプレイヤーじゃなくて、普通にオーディオ直置きだったので、ボワボワしてました。C1受けるときは真っ先に会場入りして最前列を獲る!!
【語彙】(Lesen, Hören)
一番苦労した要素。日本にはB2以上のドイツ語語彙集がほぼ存在しません。それなりにあるのは英語、中国語ぐらいでしょうか。となると、
①普段から読んだり聴いたりしたドイツ語から語彙を集める
②大昔に出版された辞書みたいな語彙集で頑張る
③日本語以外の語彙集を買う
④推測で頑張る
のどれかになってきます。
③は当時思い浮かばなかったんですよね。「advanced German vocabulary」とか調べたら出てきそう。
②はさすがにやる気力がなかったし、量的に無理があるかなと思いました。
④は私にとっては敗北宣言に等しい。
結局やったのは①だけでした。主に↑のTestbuchの語彙を集めました。加えて、「スペルは知っているけど意味を知らない言葉」を思いつく限り調べました。begehenとかbegebenとかvergebenとかややこしいのを特に。
実際のところ、頻出語彙に関しては効果があったと思います。それでも知らない単語は大量に出てきましたが。
【聴解】(Hören)
相変わらずリスニングは弱い。まず勉強の意欲がわかない。とりあえず秘儀DeutschlandfunkとEasy German。
【作文】(Schreiben)
B1よりかなり必要単語数が増えて、単純に構成を考えるのが大変でした。駿台模試みたいに下線を区切ってほしい。ただ、推測ですが、「必要単語数を満たす」「文法を間違えない」を心がければ、よっぽど意味の分からない文章を書かない限り受かるのではないかと、少なくともB2に関してはそう思います。
【口頭】(Sprechen)
ぼっちで対策したので、ペアワークは完全にぶっつけ本番。その代わりプレゼンと、ディスカッションの最初のフェーズ(自分の意見を述べる)だけ練習しました。
緊張して口の中がカラカラでした。
あと、非常に失礼なんですが、相手の方の発音と文法が相当に理解し難いものだったので、プレゼンの後の質問と、ディスカッションの反応のところは苦労しました。多少聴き取れなかっただけならいいんですが、全体的に何を言っているかわからない場合、どうすればいいんでしょう。
結局すごく当たり障りのない質問・反応をして乗り切りました。誤魔化したことは誰の目にも(耳にも)明らかだったとは思いますが。
ただ合格したというだけで、「こういう勉強法がいいよ!」「こうすれば伸びる!」っていうのを自身満々に書くことは些か憚られるので、あんまり具体的な話はしませんが・・・
今はとにかく留学が絶望的なんじゃないかと不安です。ドイツでは外出・営業の規制が緩和されましたが、またそれでぶり返したらと思うと…
試験には合格しても素直に喜べない状況です。