ドイツ語が好きなだけのブログ

ほぼ趣味みたいな感じでドイツ語を勉強しています。現在はC2目指して修行中。

ドイツ留学で苦労したこと。 独暮し編 其の弐

前の更新から2ヶ月以上経ってしまいました。また困ったことをまとめていきたいと思います。

 

〇日照時間 Sonnenscheindauer

 当たり前ですがドイツは日本より日照時間が短いです。冬は日の出が8時前、日の入りが4時半とかだったりします。天気のいい日でも、7時にようやく明るくなってきて、昼の3時半ごろからすでに暗くなってくる…治安の心配がある場合はもちろん厄介ですし、そうでなくても精神的に辛いですね。

 

〇メールシカト Keine Antwort

  問い合わせをメールでした場合、無視されることが度々あります。こればっかりは連絡先の機関や店舗によってまちまちですが、住民登録や滞在許可など割と重要な役割の役所にやられるとなかなか…(問い合わせが多くて大変なのはわかりますが)特に現在は、町によりますが、コロナを理由にアポなし訪問を受け付けない場合があるので、メールできないのはなかなか大変です。電話の方が確実ですが、自信がない人も多いでしょう。といっても、何度かメールしても返信がない場合どうしようもないので、英語でもドイツ語でもなるべく話すことをまとめて、電話してみましょう。

 

〇機械の不具合 Der Automat funktioniert nicht!

 券売機や自動販売機、ATM、写真機、容器回収機※といった機械の不具合が妙に多いです。何度か試して直る場合もあれば、どうしようもないことも。ある日自動販売機にお金を飲まれたのですが、それまでに何人も飲まれたのか、合計入金額が三桁になっていたことがありました(笑)。他にも、ATMからお金が引き出せなくなったり、ちゃんと回収用のバーコードがあるボトルが認識されなかったり、いろいろありました。結論としては、「別の機械でやる」「後でもう1回試す」でだいたい解決しました。

 

※ドイツではデポジット制度(Pfand)があり、空きペットボトルや空き缶を機械に入れると、容器代を払い戻しor寄付できます。機械はスーパーやデパート等にあります。

なお、バーコードを読み取る形なので、ボトルが潰れて読み取りづらかったり、そもそもラベルを剝がしてしまったりすると反応しません。また、外国で買った容器も不可です。

 

〇英語でいいっしょ Englisch oder Deutsch?

 これは真のトラブルというより、悩み事レベルですが。ドイツ人の多くは英語を比較的当たり前に話すことができます。たどたどしい人もいるにはいますが、「そういう人もいる」レベル。これは旅行客や英語留学者からすればありがたい話ですが、ドイツ語を鍛えに来た人にとっては悩みの種。ドイツ語で話そうとしても、相手の言っていることが聴き取れなかったり、言い淀んだりするとすぐに英語にスイッチしてくる人が多いです。あくまで善意から、一番通じやすいであろう英語をチョイスしてくれているわけですが、学習者としては「自分のドイツ語は通用しない」「また英語に頼ってしまった」という気持ちになりかねません。

 一応解決策というか、私が対策(?)としてやっていたことをいくつか書きます。まず、「ちゃんとした文で話しかける」こと。我々が日本語でするのと同様、ドイツ語母語話者も単語やフレーズで会話することは普通ですが、ネイティブでない発音でそれをすると、「簡単なドイツ語しか知らない」と思われても無理はありません。そこで、ちゃんとした一文で会話を切り出し、「ある程度話せる」とアピールをしてみてください。次に、わからなくても黙らないことと、「Wie bitte?」にすぐに逃げないこと。黙り込むのは勿論ですが、「Wie bitte?」も英語にチェンジされがちです。一部でも聞き取れた場合はその点について何か文を話しましょう。私がよくしていたのは「Das heißt, ...(つまり、○○ということですね?)」や「Habe ich richtig verstanden, dass...?(○○という理解でよろしいですか)」です。最後に、発音。当たり前と思われるかもしれませんが、発音がカタカナだったり英語風だったりした時点で、多分ドイツ語をほとんど知らないんだなと思われるのが普通です。「発音が悪くても通じる」のは確かですが、それは英語でなんとかする時の話。最終手段は「英語がまったくできません」と宣言することですが、その前に…↓

 私が大切だと思うのは、言語学習と問題解決をちゃんと区別することです。いくら留学とはいえ、問題解決を優先するなら、自分の話したくない言語でもそちらの方が通じるならそちらを使うべきです。相手はあくまで自分を助けようとしてくれているのに、わざわざ通じにくい方の言語を使うなんて嫌がらせでしかありません。一般人はタンデムパートナーでもドイツ語教師でもないですからね。

 

〇日曜閉店 Sonntags geschlossen

 ドイツは日曜日になるとほとんどの店が閉まります。日本に比べるとかなり少ないですが、国民の祝日も閉まることが多いです。それでも、買い物を忘れていたり、どうしても必要なものがあったり…そんな時は、駅や空港という選択肢があります。これらの中にある店は日曜日でも割と空いていますし、24時間営業のところもあります。