ドイツ語が好きなだけのブログ

ほぼ趣味みたいな感じでドイツ語を勉強しています。現在はC2目指して修行中。

ドイツ留学用語彙①

ドイツ留学をする場合、英語やドイツ語で手続きをすることになりますが、ドイツ語がわからないとどうしても辛い部分があります。そこで、ドイツに来ていろいろ手続きをやってきた中で、よく見かけたワードを紹介していきます。

 

Identifikation/Legitimation/Verifikation

「本人確認」。銀行の口座開設等、とにかくいろんなところでやることになりますね。形態はさまざまで、SMS、メール、郵便、ビデオ通話等...

 

Zugangsdaten

パスワードやID、PINなど、ログインに使うデータですね。ログインはEinloggenとも、Anmeldenとも呼ばれ、ログアウトはAusloggen、Abmelden。ちなみに、PINって日本だと4桁の数字のやつを指すイメージですが、ドイツだと普通に英数字の組み合わせのものもPINと呼ばれていることがよくありますね。

 

freischalten

使えるようにする、という意味ですが、これもよく見かけます。例えば、大学の先生が、講義で使ったパワーポイントのスライド(Folie)をフォーラム上に公開した時など。使えますよ、という意味だと、zur Verfügung stehenってのもあります。かなり頻繁に見かける機能動詞結合(Funktionsverbgefüge)ですね。英語で言うavailable。

 

Beantragung/beantragen

申請です。ただ、普段使いというより、留学の場合「滞在許可(ビザ)の申請」ですね。滞在許可はAufenthaltstitel/Aufenthaltserlaubnisといい、Visumではないんですよね。Visumは、主に観光ビザ(日本国籍なら入国時に自動で交付される、滞在90日制限のこと)を指します。また、申請時に入力するフォームはAntragsformular。

 

einreichen

提出。上で言ったような申請フォームや、大学の課題なんかで使います。また、オンライン前提なら、hochladen(upload)もあります。

 

Fiktionsbescheinigung

「仮ビザ」と呼ばれます。カード式の滞在許可は発行に時間がかかるので、申請から発行までの間に、観光ビザ(90日)が切れてしまう可能性があります。その間不法滞在でないことを証明するために、Fiktionsbescheinigungが発行されることがあります。ただし、この仮ビザは、ドイツから外国に出てしまうと、再入国が出来ません。なんとかなったという話も聞きましたが、ドイツに帰れないのはかなり怖いですね。

 

Lichtbild

証明写真です。写真機(Fotoautomat)は、駅やショッピングセンターに置いてあり、使用感は日本とほぼ変わらない印象です。私の近所だと8ユーロなので、日本より高いですね。また、写真屋さんに頼むこともできます。こちらはさらにお金がかかりますが、滞在許可申請など、ここぞという時は不安であれば利用してもいいかもしれません。私は心配性なので使いました(笑)。あの時のお兄さん親切だったなあ。

 

Filiale

支店。銀行や郵便(ドイツ郵便、Deutsche Post)でよく使われます。Filialeに来てくださいと言われたらちょっとうんざりしますね。ドイツは日本ほど接客が良くないケースが多いので。配達(Zustellung)を受け取れなかった場合、近所のFilialeに行って受け取れる場合があります。また、そのほかに(alternativ)...

 

Packstation

DHLパックステーションに受け取りに来い!というケースもあります。これは、駅にあるコインロッカーみたいなもので、不在票に書かれた番号を入力すればロッカーが開き、荷物を受け取れるわけです。

 

Sendungsverfolgung

配達の追跡サービスですね。DHLやHermesなど、いくつかの配送業者で利用したことがあります。一番メジャーであろうDHLの話をすると、「発送処理がされました」「配達センターに届きました」「トラックに積み込みました」って感じで、結構細かく段階が進んでいきます。なお、日本からの仕送りなども、ドイツの配送業者に渡った時点で、その配送業者の追跡サービスを使えば、ちゃんと追跡ができます。「税関に届きました」とか表示されますよちゃんと。

 

Zulassung/Immatrikulation

ようやく大学の話。Zulassungは、「入学許可」です。申請が完了した状態です。そこから、登録料(Semesterbeitrag)を払うことで、正式にImmatrikulationが完了します。入国や住民登録、銀行手続き、スマホ等、入学許可は様々な場面で要求されますが、Zulassungではダメで、Immatrikulationを出せ!という場合もあるので、基本的にImmatrikulationの方が強いということを覚えておいてください。

 

Semesterbeitrag

ドイツは大学の学費がほぼ無料なことで有名ですが、一応セメスターごとに少しお金を払う必要があります。4~5万円のイメージです。入学許可(Zulassung)が下りていても、これを払わないとExmatrikulation(除籍)されてしまうので、気を付けてください。支払い方法は大学によって異なるでしょうが、送金(Überweisung)の場合、ドイツに銀行口座(Girokonto)を持っていない状態では少し厄介です。一応、Wiseなどの海外送金サービスを利用することもできますが、難しいようなら、一度国際課に問い合わせてみてください。私の場合、振込用紙(Einzahlungsschein)を貰い、それを銀行に持っていきました。

 

Girokonto

普通口座です。発音が「ジロコント」なんですよね、これ。銀行で職員の人と喋るまでずっと「ギロコント」だと思ってました。なお、キャッシュカードはGirocardです。じろじろ。なお、ドイツの滞在許可取得に必要な閉鎖口座はSperrkontoですね。

 

Einzahlung/Auszahlung

預け入れ、引き出し。ATM(Geldautomat)の上に、auszahlenって書かれてたり、einzahlen/auszahlenって書かれてたりしますが、前者は引き出しだけ、後者は預け入れもできるという感じです。日本だったらだいたいどこのATMでも両方できるイメージですが、ドイツは引き出ししかできないATMが結構あります。また、自身が口座を持っているのとは違う銀行の口座から引き出すと、600円とか手数料がかかったりして、日本よりいろいろと面倒ですね。

 

 

キリがないので、一旦この辺にしておきましょうか。ちなみに、ドイツでの諸手続きの際に重要だと思うのは、「直接話してみる」「別の担当者にも聞いてみる」の2つです。前者については、メールだと返信がなかったり、明らかにこっちの質問に答えていない返信が来たりします。電話が難しければ、状況をメモにまとめて、見せながら話す等、やり方はあると思います。後者について言うと、ドイツあるあるだと思うのですが、担当者によって超適当な対応だったり、真摯に対応してくれたりという差が激しく、日本のように「私はわからないので他の担当の者に確認します」みたいなのも少ないです。ちなみに、「担当の者に繋ぐ」の「繋ぐ」はweiterleitenといいます。