中級以上の圧倒的教材不足
ドイツ語っていうより英語以外の外国語は全部当てはまりそうな話。
中級以上の教材の不足。
「中級」っていうのはCEFRでいうところのB1以上ぐらいだと思ってもらえば。
私は書店好きで、暇なときは行ったことのない近場の書店を探して足を運んだりしているんですが、そこで必ず、ドイツ語の教材をチェックしてます。
BOOKOFFなんかは店舗によって品揃えが全く違うので期待するんですが…
本当に教材がない。
多い方ではある。中国語、韓国語に次いで、フランス語と並んで多いと思います。
ただ種類が多いだけで、レベルや用途という観点から見れば乏しい。
旅行用の簡単な本、独検2級ぐらいまでの単語帳、独検対策本、初級文法書、グリム童話等読み物…
独検や英検の「2級」って、なんとなく中級以上のイメージがある気がしますが、私の意見としてはA2レベル程度しかないように思えます。加えて、試験時間が異様に長く、聴解問題が異様に遅いため、必要な処理能力だけでいえばA1未満だと思います。(ドイツの教材と比較)
中級以上の教材は焚書にでも遭っているのかというとそうではなく、昭和に遡れば割とあります。絶版で、Amazonで何万円とかで売られているようなやつです。祖父が60年ほど前に使用していたドイツ語のリーディング教材を見せてもらったことがあるのですが、下手したらC1レベルありそうな、硬質で難解な文章でした。
やはりこの現状を解決できるのは、YoutubeとPodcastでしょう。
英語で検索すれば、日本では知名度の低い言語でも、学習に役立つ動画、Podcastがたくさん出てきます。Youtubeだとeasy German、PodcastだとDeutschlandfunkを愛用しています。